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小学生GKが大事にしたい“ポジショニング”の基本

プレー分析でも大きな意味を持つ「ポジショニング」

ポジショニングとは

最優先の目的達成に対して適した準備のひとつ
いわゆる「ゴールの中央であり、両ポストとボールとを結んだ中央」といった考え方も間違いではありませんが、試合中にGKがすべきプレーとしては前述の「ゴールの中央…」では状況として、ゴールを守る事のみにフォーカスする形となり不十分です。ましてや現代サッカー(育成年代含)ではGKの役割は大きく分けて【ゴールディフェンス】と【スペースディフェンス】の2つがあります。
したがって、その時々の状況に合わせて求められる、または自分が意図するプレーの実行に必要な準備のひとつとなり、逆にこのポジショニングひとつでプレーの成否が大きく関わることもまた理解しておきたいところ。

ゴールディフェンスにおけるポジショニング

小学生年代のGKは何を基準にポジショニングを取っているのだろうか?
元々いた場所からゴールとボールとの間に立つ感覚かと思います。
中学生以降、圧倒的にプレーエリアもゴールの大きさも変わってしまう中で、考え方については小学生年代で理解・構築を目指したところ。
なので、感覚的な部分も大切にしつつ、考え方の基準をしっかりと共有しておくことが大切です。
例えば、試合等のゲーム形式の中で失点やシュートストップをした場合に、まずはじめに「ポジショニングはどうだったのか?」という分析が入ります。
この時のポジショニングは打たれた瞬間もそうですが、その前に(状況・展開に合わせて)予測を含む準備として適切だったかを見ます。
最終的に打たれる瞬間に相手ボールフォルダーとゴールの中央の線上に立っていた。というのは、あくまでひとつのプレー、テクニックに過ぎません。
ここには、状況判断といった様々な認知系要素や戦術的な側面も加味しなければなりません。例えば、ハイプレスを掛ける自チームにおいてGKはそのDFラインの裏の広大なスペースをカバーする為の思考とポジショニング(準備)が出来ていないといけないといったところです。

アングルプレーのトレーニングが有効な理由

プレー分析でも大事な基準、項目となるポジショニングをどうやって養うのか?
そうした意識づけに有効なのが「アングルプレー」というGKトレーニングのひとつです。
トレーニングには常に様々な考え方や意図があるので、一概に言えませんが私がこのトレーニングを行う時に何を意識するのか?…それは、より実践的であること。
その為に「アングルプレー」では2つの距離と3つの角度で行います。
単純にシュートは大きく分けて、長・中距離、近距離、至近距離に分けて、ゴール正面からおおよそペナルティアークの淵の幅とそれより斜め方向に角度のついたエリアの3つに分けます。
※ペナルティエリア外になるとシュートとセンタリングの可能性比率が変わります

1 ◆中距離エリアで行うゾーン②とゾーン③の角度

※図中「遠距離」のこと

2 ◆近距離エリアで行うゾーン①とゾーン②の角度

今回、茅ヶ崎GKスクールで実際に行ったトレーニングは1 中距離エリアで行うゾーン②とゾーン③の角度の【ゴールディフェンス】アングルトレーニング

ボールとゴールの中央を結んだ線上に立つには「横の移動」を使う。
横のコースは両ポストとボールを結んだ線(コース)を認識する。
この「コース」に届くために必要なポジショニングの考え方は「前後の移動」を使う。
オーガナイズ▽
1.ゴール中央で反対方向に構える
2.コーチの合図で振り向き、中央と両サイド(ポストの向かい側)3ヶ所のボールのどれかにコーチが立っているので合わせてポジショニングを取る
3.打たれたシュートに対応する




ポジショニングが上手くなる方法・テクニック

①原理原則を利用した基準作り
試合中はどうしてもボール中心に身体の向きやその影響で視野も限定されやすい。
まずは、そうした癖を認識する。直すかというよりはしっかりと選手とコーチで分析やトレーニングの中でアプローチすることが大事です。
そうした中で、自分のポジショニングを確認する基準となるのが、サッカーにおいて共通するモノを基準とすること。
例えば、反対側のゴールやペナルティアークやペナルティマーク、ペナルティエリア、ゴールエリアがある。
優先はゴールを守ることだが、現代サッカーにおけるスペースを守る役割もこなすとなるとすべてのフィールドの状況や情報をしっかりと整理することがよりプレーやその判断を高い精度に押し上げてくれる。 
 
②コォーディネーションの中に含まれる「定位能力」
空間認知らと同じように自分をその空間において、どこに位置しているかを俯瞰し認知する能力とそれを修正するパフォーマンスが大切で、様々な遊びやスポーツの中に
もそうした要素が含まれるので、ぜひ意識してトレーニングの中に取り入れてほしい。また“遊び”に興じてほしいと思う。 
 
③アングルプレーの反復/シュート練習でここを意識しよう!
GKトレーニングにおけるアングルプレーの重要性をまた認識して、ぜひ自チームでGKのポジショニングやプレーの精度を高めたりしたいとお考えの方は、取り入れてほしいし、FPにとってもシュート練習における有効な意識づけにリンクするので取り入れてほしいトレーニングです。 
 
今後の活動予定(2月)
茅ヶ崎GKスクール/17:00~19:00@岡崎慎司フットサルフィールド
○2月9日(火)→終了
○2月16日(火)
○2月23日(火)
小田原GKスクール/17:30~18:30@FUTSALPOINT小田原
○2月10日(水)
○2月24日(水)
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