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育成年代GKが養いたい能力~ハイボール編~

2021年1月27日(水)湘南GKプロジェクト・小田原GKスクール

トレーニングテーマ【スペースディフェンス】ハイボール・クロスボール対応

今回は、ハイボールに関するプレーにフォーカスしたトレーニングを行いました。
私が小学生年代のGKを指導する時に心掛けるのは、GK(トーレニング)を通した先の未来です。
日頃のGKとして培った能力は必ず時が経っても必要な能力となるようにトレーニングを通して養っていくことです。
そして、トレーニングテーマとなった「ハイボール・クロスボール対応」において、(様々ありますが)今回は落下点予測・軌道予測に働き掛けるメニューをご紹介します。

ハイボールは難しい

まず大前提に【ハイボール・クロスボール対応】は非常に難しいと認識してください。
これはプロレベルでもミスは生じますし、レベルが上がりキックの精度や戦術的(攻撃の形)な側面に対しても常に向上していくことが求められます。
小学生年代で仕上がっていることはないと言えます。
また、そうであっても前述のように、常に向上を求められます。

なぜ難しいのか

ハイボールが様々な面で難しいとする理由について、“GKの視点”で話すと、処理しなければならない要素が多いからです。
サイドクロスの場合、身体の向きで視野の確保とその後のプレーの判断のほとんど決まります。ボールが遠くにあれば判断する時間もあり、逆に近ければ判断より反応が優先します。※育成年代においてはここでも差異がある
また限られたゴール前のスペースに相手や味方などの存在もプレーに影響するわけです。
そして、クロスが蹴られる前から身体の向きもボール方向のみの場合、次にプレーすべき場所がどんな状況(相手・味方の位置、スペースの有無)等が把握できていないので、恐怖心も邪魔してプレーの判断も精度も落ちるでしょう。
(状況を把握した上で)
どのボールには出て、どのボールには出ないのか判断出来ないといけないわけです。

判断の基準に関係する“能力”

ここで大切になるのが、【落下点予測】と【軌道予測】となります。
(GKにおいて)
落下点予測とは、ボールの落下地点を予測する、見極めること。
軌道予測とは、向かってくるボールあるいは、通過するボールの軌道を予測すること。
育成年代のどのスポーツにも共通する能力でもあるので、これは習得及び向上必須です。
例えば、何でもない上に上がったボールを後逸してしまったり(カブる)
横から通過するボールに全く間に合わないタイミングで取りに行ったり
この動いてるボールへの対応が非常に難しいです。
「ボールをとらえる」という意味ではまた違う能力(技術)が関連してきます。
※こちらはまた今度…

明日からやってほしい自主トレメニュー

ぜひ、明日からでも友達やお父さんお母さん、兄弟ともやってみてほしい
◆落下点キャッチ・ジャンプキャッチ◆
※写真のように正面や横から蹴り上げる事で軌道予測の要素も入る

▽蹴り上げられたボールの落下点に入り止まる→腕を伸ばしてキャッチする
必ず止まって両足を揃えよう!!

▽蹴り上げられたボールに向かってジャンプした状態でキャッチする
キャッチは最高到達点で!!

最初の落下点キャッチが出来たらジャンプキャッチにチャレンジしてほしいです
もし、落下点キャッチが上手くいかない場合は、・自分で手で頭上に投げる・自分で蹴り上げる・風船で行う といった調整からでもOKです!
余談ですが高く蹴り上げたボールは落下スピードが加わり容易にはキャッチできません。その為、キャッチングの手や手首の強化や意識づけにも効果があります。他の人に正面に蹴ってもらうより、威力も難易度も上がりますのでおすすめです。 
 
今後の活動予定(2月)
茅ヶ崎GKスクール
○2月2日(火)
○2月9日(火)
○2月16日(火)
○2月23日(火)
小田原GKスクール
○2月10日(水)
○2月24日(水)
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