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スポーツパフォーマンス分析を受けて

我々Cgkスクールの強みのひとつでもある「スポーツパフォーマンス分析」について、実際に体験しトレーナーの方からの説明やアドバイスを受けました。
改めて育成年代における運動能力の数値化(見える化)とGKトレーニングを通じて能力の向上を図る事の出来る環境整備の重要性を感じています。
今回は、私自身のスポーツパフォーマンス分析の結果と日々のトレーニング及び指導者として日頃から育成年代の選手達を見る中で感じている事、そしてCgkスクールを通してどんなアプローチが出来るのか、という事を綴りたいと思います。 
 

スポーツパフォーマンス分析とは

専門の機械でGKの動きと親和性のある動作について測定を行い、現状の数値を計り客観的に知る事でCgkのトレーニングはもちろん、日頃から注意する事や取り組むべき事などを共有する事が目的です。
またこれらのデータの蓄積こそが専門分野の更なる発展に寄与し、今後還元されることで、我々スポーツをする人々にとって大事な情報源となります。
実施内容は、スプリントジャンプをある条件下で数種類行い、反応(から動き出しまで)速度やパワー、加速度、足首の強さや左右差や癖の有無などを様々な数値で明確にし、それについて専門のトレーナーから改善点や注意点を知ることができ、選手と指導者が共有する事で双方向のコミュニケーションツールとなります。
それは限られた時間の中で集中したトレーニングを意識的に行う為には非常に重要なポイントと捉えます。 
 
※内容は多少変更となりますが下記リンクにて詳細を載せています
https://wift.jp/teams/sprint/articles/45/ 
 

分析結果の活用方法について

まず、ただスポーツをやっているだけでは、ここまでの詳細なデータを取る機会はほぼないと思います。
学校の体力測定や、記録会の類とは一線を博す専用の機械が人の手ではなく、人感センサー等を駆使し計測を行うので、誤差が出ないし、膨大なデータベースとの照らし合わせにより、平均値や伸びしろなども専門知識の備わったトレーナーからアドバイスを受ける事が出来ます。
例えばストップウォッチでのタイム計測の誤差についての研究結果では最大で0.5秒の誤差が生じると言われている。
…これでは真のデータと言えない。
こうした事を踏まえても、まず選手個々人が自分自身の現象を感覚ではなく、数値として客観的に知る事は非常に重要です。
自覚こそが自立への第一歩である、そしてGKはサッカーという競技の中で最も自立している。もしくは、していなければならないポジションでもあります。
また、実施する計測内容によってはトレーニングに応用できる物や、実際に受けるとGKアクション時にどのように影響しているかが分かるので、その後のトレーニングの際にも非常に意識しやすくなります。
我々も計測内容や選手の特性を踏まえてトレーニングを考え実施できるので、より意味を持たせる事が出来ると考えています。 
 

数字ばかりを追っていてはいけない

最後に私自身の分析結果を踏まえつつ感想を述べたい。
まず今回は一通りの分析項目(内容)を受けさせて頂いた。その中で、特に重要だと感じたのは、反応速度である。
私の分析結果でも反応速度が思いのほか伸びなかった。それを意識し過ぎると次は(動き出しやジャンプの)プレーの質が落ちるという状態であった。
私は普段プレーしていて「反応速度が遅い」という自覚はそこまではない。では何が問題だったのか…
例えば突然現れた現象への対応(予測不可現象)や、情報飽和状態からのプレー選択(情報処理)が時々失点やミスに繋がるという事は記憶も含めて、自覚がある。
経験を活かすという意味では、逆説的に言えば、いかに予測能力を多用しているかが分かった。
私は普段GKトレーニングを行う際は自分自身でメニューを考え、他の選手に手伝ってもらわないと成立しない、そんな環境だ。それではこうした意味を持たせた専門的なトレーニングをする事からは離れがちになる。
そうすると、テクニックやパワー、スピードのトレーニングは出来ても、そもそもそれを最も良い状態で発揮させるトレーニングが出来ていないので、試合で起きる現象に対応し切れない状態となってしまう。 
 
すなわち「反応してから動き出すまでの時間(速度)」が、その後のアクション(走り出し、ジャンプの高さ等)に及ぼす影響が大きいということ。GKというリアクションが主のポジションにおいては死活問題となる項目でもある。いくらセービングが上手くても、ハイボールが得意でも、「目で見て、音で聞いて、反応して動き出すまでの時間」が遅ければ、質の高いプレーチャンスを逸してしまう。
ましてやここに判断が加われば、プレーの質を担保するのが更に難しくなる。それ程、重要度が高い事がお分かり頂けるだろう。
私自身もプレーをしていて、これまでの「経験」を活かす事で反応速度の遅延を補う事が出来る。だが、シュートやセンタリング、パス、ダイレクトプレーへの対応など純粋に反応速度だけで勝負しなければならない時に劣勢に回ってしまう事もある。やはりこうした専門的な数値と実際の競技特性やポジション特性を考慮した上でトレーニングを行うことがいかに重要か痛感する。この点は非常に重要なタスクであると捉え、今後のトレーニング内容へも影響するだろうと思う。 
 
今回、受けたパフォーマンス分析の内容はほんの一部である。そうした研究は常に進んでいるし、どんどん更新されていくだろう。だが、大事なことはこうした分析結果という数字にばかり意識が行ってしまい目的のズレたトレーニングやトレーニングの為のトレーニングになってしまうことだ。
まずはこうした分析の機会をポジティブに捉え、「自分自身を知ること」と、(今回の場合、分析結果という)「指導者と選手が共通言語を持つ」為のツールとして捉えてほしい。 
 

今後のGKクリニックについて

日程①2018年12月18日(火)
日程②2019年1月8日(火)
≫カテゴリー①(小学3年生~小学5年生)17時-18時
≫カテゴリー②(小学6年生~中学2年生)19時-20時
会場:岡崎慎司フットサルフィールド
持ち物:GK用具一式※ボールは貸出有
参加費:¥1,000- 
 
ご質問や応募に関するお問い合わせはこちら▼
https://wift.jp/teams/sprint/contact/new/ 
 

 
 

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