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”勇敢さ”というGKActionについて

日本のGKに対するネガティブイメージ

まだまだ日本において、GKに憧れ選択するというのにはフィールドプレイヤー…ましてやゴールゲッターやファンタジスタ、ドリブラー、テクニシャンと呼ばれる選手への憧れや熱視線には遠く及ばない。
だが、海外では違う。W杯で上位に食い込むチームや"GK大国"と呼ばれる国々との違いは明らかだ。
様々な理由があるが、恐怖(心)というのはなかなか受け入れられない要因としてあるだろう。それは失点もそうだし、怪我に対するものもまた然りだ。 
 

GKに求められる"資質"とは

私は常々GKは様々な要素において、フィールドプレイヤーを凌駕していなければならないと考える。
それはGKという特異性を抜きにしても、アスリートとしての勇敢さや判断・決断力とそれを可能にする身体能力の高さは特筆に値するレベルが理想だ。
そして、ゴールを守るというミッションにおいて"勇敢さ"というのは、GKに欠かせない資質のひとつである。
そんな中、今回ピックアップするプレーはイタリアセリエAの第11節ボローニャvsアタランタの試合でアタランタのGKエトリト・ベリシャ選手が繰り出したフロントダイブとシュートブロックを行ったシーン。
クロスボールからのルーズボールという、相手の圧力、迫力に一瞬躊躇してしまったり、シュートブロックを選択して、リアクションで対応するケースは多くあると思うが、ベリシャ選手はそこでボールの前に手を伸ばしてシュートをブロックしたのだ。
まさにGKに求められる情報収集・状況判断・反応と判断、決断のスピードとそのプレーの速さと強さ、そしてそのプレーを選択した"勇敢さ"がこのプレーを可能にしたと言える。
彼がこのプレーでチームを勝利に導いたと同時に勇敢さを見せつけたことで、信頼という意味でチームでの立場を確固たるものにするだろう。
こうしたプレーに出くわすことはなかなかない。だが、日頃から、積極的なプレーを心がけ「なぜそのプレーを選択したのか?」自問自答する習慣や、トレーニングにおいても基礎が固まれば際どい判断やプレーを求められる場面を切り取ったトレーニングも出来るようになる。改めて自らに問いてほしい、『自分の"勇敢さ"を示すプレーとは何なのか』を。
そしてその資質をどんどん磨いてほしい。
 
 

参考動画

https://youtu.be/pwr0n3rFuHs?t=200 
 

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