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スーパーセーブに見る育成年代のGKに必要なトレーニングについて「仮説」と「解説」で紐解く

育成年代のゴールキーパーにとって、失点のリスクと苦手意識があるのはいわゆる"高いボール"ではないだろうか。 
 
今回は、ハイボールとは違う早く鋭いシュート性の"高いボール"に対しどんな身体操作や準備があると対応が出来るのかをヨーロッパで生まれたスーパーセーブとJリーグカップ決勝のゴールシーンとの比較と私なりの仮説を用いて話を進めたいと思う。 
 
トップレベルにおけるスーパーセーブが生まれた背景ー
まず今回の比較サンプルとしてご覧いただきたいのは、リーガエスパニョーラ第9節のバルセロナvsセビージャの一戦でバルセロナのGKテア・シュテーゲンが繰り出したプレー。
2つのセーブを連続動作で行った点もさることながら、まずは最初のヘディングシュートへの反応について特筆すべきは、日本と世界の差とも言える身体操作の違いである。

テア・シュテーゲンのスーパーセーブ

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YouTubeはこちら↓↓
https://youtu.be/Rg17zSWAnrk?t=27
00:27~

対する日本のGKの動きの一例

ルヴァンカップ決勝
湘南の先制点の場面、横浜FM飯倉選手の左へのセービングは膝の屈曲が深く反応してからボールに触れるまでに体は倒れるのに間に合わず、ディフレクションし切れなかった
https://youtu.be/KkRTot1D00c?t=55
00:55~ 
 
J.LEAGUE第31節ヴィッセル神戸vs名古屋グランパス
(名古屋)玉田選手のヘディングシュートに対して、(神戸)前川選手の右への動き出し時に右脚を内側に踏み込んでから(踏み込み直してから)跳んでいるので間に合っていない
https://youtu.be/A84Tgb16mpg?t=193
03:13~ 
 

いかに最速で最大の力を発揮するか

仮説①【ノーステップジャンプ】
ジャンプの時に必要とする【屈伸の深さ】はどれくらい必要かー
今回、【ノーステップジャンプ】と名称をつけた、テア・シュテーゲンのジャンプからのセービング。
本来は、プレジャンプから膝抜きをし、ジャンプやステップに入る。
跳躍に必要なパワーをどのようにして生み出すのか?
その高さや距離を稼ぐのに屈伸が深くなってしまっては、それには"時間"を用す。
それでは今回のような、センタリングからのシュートや鋭いミドルシュートのように素早い反応とセービングが必要な場合にシュートストップの可能性は増すと考えられる。 
 
仮説②【ジャンプ(の動作)に必要なスピード】
ふくらはぎ、かかとの動きが重要で、いかに少しの動きとスピードで動き出せるかが大事です。
例えば、陸上の短距離選手のふくらはぎと足首の動きの連動性はスピードとなって表れる。
瞬発力を高める為に、小さなハードルジャンプなどのトレーニングを行う。また縄跳びも有効だろう。デプスジャンプ、ボックスジャンプなどで足からの力を大腿部、そして上半身と連動させ、より早く、高さのあるジャンプ力を生み出す。 
 
仮説③【姿勢(上半身の使い方)】
簡単に言えば、悪い姿勢では腕などの上肢の運動にも悪影響が出て、連動性にも影響してしまう。
いかに、目でボールを追う中で、膝と足首の屈曲が生まれた時に腰から上の上体は力まずに胸を張ったままで維持し、次の動作に素早く移れるかがポイントとなる。 
 

育成年代のゴールキーパーに必要な事

ゴールキーパーに限らずだが、身体操作、力の出力調整と方向性の調整はある程度、専門的なトレーニングも必要である。
またそれだけでも足らず、各ポジション特性に応じたテクニカルトレーニングなどに落とし込んでいく必要がある。
GKにとっては、いかに無駄な動き(動き出しの為の反発)を無くせるかは、失点のリスクやプレー精度に関わって来る。 
 

GKクリニックの開催情報について

①2018年11月13日(火)
1)小学3年~5年 17時―18時
2)小学6年~中学2年 19時―20時
②2018年11月27日(火)
1)小学3年~5年 17時―18時
2)小学6年~中学2年 19時―20時
③2018年12月10日(火)
1)小学3年~5年 17時―18時
2)小学6年~中学2年 19時―20時
参加費:¥1000-
▼トップページ「お問い合わせ」より必要事項を明記の上、ご連絡ください 
 
茅ケ崎、藤沢、辻堂、寒川、平塚、湘南エリアで通えるゴールキーパースクール!!

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